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ぽぽち
ポメラニアン
ポメラニアンのぽぽち
クリームの女の子です。
現在、ポメハゲの治療中。

子供が犬アレルギー?!アレルギー症状が出た時の対応。犬を飼い続けても大丈夫?どうしても飼えない時は…

息子が2歳のとき、春先にお外で遊んでいたら目をひどく痒がりまぶたがボンボンに腫れ上がりました。なんと、息子は齢2歳にして花粉症になってしまったのです。
さらに、アレルギー科で血液検査したところ犬アレルギーも陽性であることが判明しました。

飼い主

えー!ぽぽちがいるのに…ショック…
どうしよう…

ぽぽち

逆に…ぽぽちがいるせいで、アレルゲンをたくさん取り込むことになり、犬アレルギーが発症したんだと思われる…お兄ちゃんは、犬のアレルゲンに対するキャパシティが小さかったってことなのかも。

飼い主

アレルギーに詳しい犬だな…

息子がアレルギー症状で辛い思いをせずに、ずっとぽぽちと一緒に暮らすためにはどうすればいいのか?
アレルギー科の先生、薬剤師さん、看護師さん、Twitterのフォロワーの皆さんから得た情報をまとめてご紹介します。

この記事がオススメな人
  • ご自身やご家族が犬アレルギーになってしまった人
  • 犬アレルギーの基本知識・豆知識を知りたい人
  • 犬アレルギーの対処法(お薬・代用できる市販薬)を知りたい人
  • 犬アレルギーが治るのかどうか知りたい人
  • 愛犬を手放すことを考えている人

犬アレルギーでも一緒に暮らし続けるために我が家で行なっている対策をご紹介しています。

あわせて読みたい
子供が犬アレルギー?!愛犬と暮らし続けるための我が家の対策をご紹介します。 息子が犬アレルギーになってしまいました。我が家が行なっている犬アレルギー対策・おすすめアイテムをご紹介します!
CONTENTS

アレルギーになる要因と予防法

そもそもアレルギーとは

私たちの体には、細菌・ウィルス・寄生虫などの感染性微生物や異物などから、身を守るための「免疫」という仕組みがそなわっています。 この免疫の働きが、現代文明による環境やライフサイクルの変化によって異常を起こし、くしゃみ、発疹、呼吸困難などの症状を起こしてしまう状態が「アレルギー」です。

アレルギーについて|国立成育医療研究センター

アレルギーをはじめ、アトピーや気管支喘息などになる子どもはどんどん増えているそうです。薬剤師の方から教えてもらったのですが、アレルギー体質も喘息もアトピーも、生活環境・食生活の変化など、様々な外的な要因はありますが、数が増える一番の要因は「遺伝」(アレルギーの遺伝率は50~80%)だそうで、年々数が増えているのは必然なのだそうです。

「清潔な環境によって免疫が弱まった結果、アレルギーや喘息が増えた」と耳にしたことがありましたが、逆に「アレルギーや喘息が増えたからこそ、清潔な環境へと変化していった」のかな〜、などと思いました。(*素人考えですが)

飼い主

ちなみに私はアレルギー体質ではないですが、兄が酷い花粉症です。
犬アレルギーも持っています。

ぱぱち(夫)

おれも花粉症

ぽぽち

アレルギーを遺伝する素因はあったってことですね。

息子を妊娠中だった当時(2016年)、アレルギーに関する2つのニュースが発表されました。

第一子(長男長女)はアレルギーになりやすい

2016年に第一子はアレルギーになりやすいことが科学的に証明されたとニュースで発表されました。上に書いたように私の兄(長男)も色々とアレルギーを持っていたので、当時なるほどと納得した記憶があります。

ぱぱち(夫)

おれも長男

アレルギーは胎児のときに決まり、長男長女に多い

昔から、喘息やアトピーなどのアレルギー疾患は長男や長女に多いといわれていました。その真偽のほどは疑問とされていたのですが、これは事実で、アレルギーのなりやすさは生まれる前に決められていることがわかりました。すなわち、第1子は喘息などのアレルギーのリスクが高く、将来アレルギーになるかは母親の子宮にいるときにすでに決定されているそうです。

子宮内で決まっている。第1子にアレルギーが多い理由―米大学が発表

お腹の中にいるときにすでにアレルギーになるかどうかが決まっている…つまり親の責任ではないということです。

どうしてうちの子はアレルギーになっちゃったんだろう。育て方や食べ物、お肌のケアをちゃんとできていなかったから…?」と悩んでいるママさん・パパさん、どうかご自分を責めないでくださいね。(私もちょっとくよくよしていました)

肌の保湿をすると食物アレルギーのリスクが減る

保湿大事

また、上記のニュースとほぼ同時期に、赤ちゃんの肌の保湿をすることで、食物アレルギーの発症を抑えることができるというニュースも発表されました。

生まれた時には食物アレルギーはなく、生後2ヵ月~6ヵ月ごろアトピー性皮膚炎(乾燥してかゆみのある湿疹)を発症した後、1歳ごろにかけて食物アレルギーを発症します。アトピー性皮膚炎の赤ちゃんは角層が薄く隙間だらけで、卵など食品や動物のふけなどアレルギー原因物質(抗原)が皮膚に侵入し、アレルギーを引き起こす免疫細胞と接触することでアレルギー発症の引き金になるのです。そこで大切なのが、生後1~2ヵ月頃から肌の保湿(スキンケア)と早期のアトピー性皮膚炎に適切なお薬を塗ることです。5~6ヵ月以降離乳食を始めるまでに、赤ちゃんのお肌をツルツルすべすべの健康な状態に保つことが、食物アレルギーの予防に大切です。

乳児期に行うスキンケアがポイント食物アレルギーの予防と治療
妊娠中の私

なら赤ちゃん生まれたらせっせと保湿せなあかんっちゅーことやな

ぽぽち

犬アレルギーまで防げるとは書いてないですけどね

必ずしもアレルギーにならないというわけではありませんでした…

先に述べたように、息子がそういう体質で生まれてきたということです。生まれ持ったものは変えようがありません。
息子にしんどい思いをさせない様に、生活環境を見直すことにしました。

我が家のアレルギー対策をまとめた記事です

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ちなみに息子は「乾燥性湿疹」も持ち合わせています。

乾燥性湿疹とは「アトピー性皮膚炎」の一歩手前です。毎日、皮膚科で処方してもらったヒルドイド(ヘパリン類似物質)での保湿、湿疹や乾燥が酷い時はステロイド剤も駆使して、健康な肌を保っています。

肌の状態が悪い時は、アレルギー症状も出やすいように思います。肌が潤っている=バリアができている。ということなのでしょう。やっぱり保湿とても大事です。

犬アレルギーの症状と治療法(息子の場合)

蕁麻疹のアレルギー症状には基本的に「抗ヒスタミン剤」

さて、診断された当初は症状のなかった息子ですが、ある時から、舐められたところから蕁麻疹目のかゆみなどの症状が出始めました。花粉症と同じアレルギー症状なので、花粉症治療で処方してもらった薬で全て対処可能でした。

花粉症治療で処方してもらった抗ヒスタミン剤である「アレグラ」を飲むと、20~30分ほどで症状が落ち着きます

症状の出始めの時はこれだけでもいいのですが、ぽぽちが舐めた手で目をこすってしまうと、まぶたが腫れて大変なことになります。目のかゆみがでている場合も「アレグラ」という点眼薬を使っています。
痒みがひどい時は、「非ステロイド抗炎症点眼薬」も併用しています(ものもらいなどに使用されるものです)

蕁麻疹による肌の炎症に対しては、皮膚科で処方してもらっているステロイド剤「ロコイド」と「ヘパリン類似物質」を混ぜ合わせたものを使用しています。

子供も服用できる アレルギー症状に効果のある市販薬「アレルギール錠」

市販薬ですと抗ヒスタミン薬である「アレルギール錠」が効果がありそうです。

出先で犬と触れ合いアレルギー症状がでてしまった、など、突発的な時に使えそうですね。

こちらのお薬は4歳〜服用可能です。4歳未満は服用禁止ですので、お気をつけください。

息子も、泊まりがけで出かけた時に薬を忘れてきてしまい、ぽぽちに手をペロペロなめられてしまい、蕁麻疹がぶわぁーっとでて焦ったことがあります。その時は、舐められた部分をきれいにして冷水で冷やしてなんとか治りました。

飼い主

その後はお守りに薬を持ち歩くようになりました。

アレルギーによる目のかゆみ・充血に「ロートアルガードこどもクリア」

アレルギーによる目のかゆみに効果のある市販の目薬です。大人向けの目薬は清涼感があり、子どもには向きませんが、こちらはしみにくい処方設計なので、小さいお子様にも使えるようになっています。

緊急性の高い症状の時は迷わず病院へ

息子の場合は皮膚の蕁麻疹・目のかゆみという形で症状がでましたが、アレルギーは他にも鼻水喘息下痢呼吸困難など様々な形で出てきます。

息子が初めてぽぽちに対してアレルギー症状が出た時に、診療時間外ということもあり、救急を受診すべきかどうか分からなかったのでこども医療電話相談(#8000)に電話して相談しました。

看護師さん

一部分の蕁麻疹程度なら冷やすなどして自宅で様子を見てもらっても問題ありませんが、重度の犬アレルギーの場合、全身に蕁麻疹が広がって真っ赤になったり、喉などの粘膜まで広がると呼吸困難などの症状がみられます。 その場合は迷わず救急車を呼んでください。

重いアレルギー症状は命に関わることもあるため、できるだけ早く病院を受診しましょう。

判断に困ったら、こども医療でんわ相談(#8000)へ

休日・夜間の子どもの症状にどのように対処したらよいか、病院を受診すべきかどうか判断に迷った時に、「#8000」へ電話をかけることで、各都道府県の相談窓口にて、小児科医師・看護師に電話相談できます。

子どもの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院などのアドバイスをいただけます。

飼い主

いままで何度お世話になったことか…

犬アレルギーは治るのか?身体が慣れることで免疫がつく?

耐えるのです、ぽぽちは子守犬ですから…

お隣のママさんから「知り合いが犬アレルギーだけど、自分ちの犬だけは大丈夫なんだって」という話を聞きました。

Twitterのフォロワーさんからも似たようなお話を聞きました。

アレルギーのメカニズムとして、ずっとアレルゲンに晒されることで、免疫のキャパを超えてアレルギーを発症してしまうわけですが、今度は身体がそれに慣れてくると、アレルギーは克服できるのかもしれません。

花粉症の治療「舌下免疫療法」減感作療法と同じ理屈かもしれない…

スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。主には、アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていますが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。
「舌下免疫療法」は、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された患者さんが治療を受けることができます。

舌下免疫療法とは|舌の下(したのした)で行う鳥居薬品の舌下免疫療法専門サイト

舌下免疫療法とは、自分の体内にアレルギーの原因物質(アレルゲン)を少量ずつ投与して、身体を慣れさせ、アレルギーを克服する治療法です。

犬と一緒に暮らすということは、このアレルゲンを少量ずつ身体に入れる「舌下免疫療法」と状況は同じです。

もしかしたら、「自分の犬だけは大丈夫」というのも、体内で同じことが起こっているのかもしれません。

※これは私が勝手に「そうだったらいいな」と思っているだけです。科学的なエビデンスはありません。

飼い主

息子も花粉症治療のためにいずれ「舌下免疫療法」を試してみようと考えています。犬アレルギーも同じように、克服してもらえたらいいなぁ、と願って止まない飼い主です。

どうしても愛犬を手放さないといけない…

お別れは悲しいけど

昔、知り合いの方から「付き合った彼氏が酷い犬アレルギーで今飼っている犬と一緒に暮らせないから、飼ってくれないか」という相談を受けたことがあります。(結局そのわんちゃんは実家で面倒を見てもらえることになりました)

アレルギーが重篤な場合、命に関わる症状が出てしまうこともありますので、そういった事情で泣く泣く愛犬を手放さなければならないこともあるかもしれません。でも、家族の健康も、愛犬との暮らしも諦めずに、両方とることができたら、それが双方にとっていちばんの幸せだと思います。

家族や知人に断られたからと、捨てることは絶対にしないでください。たとえ手放すことになってしまったとしても、飼い主として、愛犬の幸せな暮らしを最後まで守る責任があります。

愛犬を手放す場合…「里親サイト」を利用されてはどうでしょうか。

以下にいくつか有名な里親サイトを掲載しています。
「のっぴきならない事情で、どうしても手放さないと…」という決断をされた方は、わんちゃんのために、次の飼い主さんへとしっかり繋いでいただけたらと思います。

里親サイト「OMUSUBI」

保護犬・保護猫と飼いたい人を結ぶ場所「OMUSUBI」

ペットのおうち

ペットのおうち

まとめ〜子供が犬アレルギーになったらどうするか

  • アレルギーとは特定のアレルゲンに対して働く異常な免疫反応
  • アレルギーは遺伝性が高く数が年々増えいる
  • 蕁麻疹などのアレルギー症状には「抗ヒスタミン剤」が効き、4歳から使える市販薬も
  • 緊急性の高い症状の時は迷わず病院へ
  • 身体が慣れることで犬アレルギーに対する免疫がつく…かも?
  • 愛犬を手放さないといけないときは次の里親へしっかりと繋ぐ

Twitterで息子が犬アレルギーになった旨をツイートしたら、実にたくさんの方が犬アレルギーでおられることに驚きました。たとえ犬アレルギーでも、工夫しながら愛犬との暮らしを維持されている方も多くおり、非常に勇気づけられました。

息子の犬アレルギーは現状、軽度な方だと思います。今後、ぽぽちとの接触が続いていく中で、悪化するかもしれないし、免疫がつくかもしれない…どちらに転ぶかは本人の免疫次第、と薬剤師さんに言われました。

飼い主

とにかく、今できる犬アレルギーの対策を行い、お薬をうまく使いながら、状態を維持できるように頑張ります!

思いつくまま書いたもので、とりとめの無い記事で申し訳ありません。お子様やご家族が犬アレルギーになってしまった方、犬アレルギーでお悩みの方の参考になれば幸いです。

我が家の犬アレルギーへの対策はこちらの記事をどうぞ

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