こんにちは! ぽぽちとぱぴちの飼い主・ぽこです。
以前の記事のさいごに、「ぽぽちが元気をなくしていたのは、ある病気が原因でした。そのことについては、またおいおい書きます」と書いたのを、覚えている方はいるでしょうか。

今日は、やっとその話を書きます。
ぽぽちは、胆泥症(たんでいしょう)から胆のうが破裂して、緊急手術を受けました。少しでも受診が遅れていたら、間に合わなかった——そう言われた出来事です。
思い出すのは少しつらいけれど、同じ症状に気づける飼い主さんが一人でも増えたら。ぽぽちのように助かる子が、増えたら。そう思って、書き残すことにしました。
最初の“あれ?”は、おしっこの回数だった
最初に「なんかおかしいな」と思ったのは、ぽぽちのおしっこが1日に1回しか出なかったことでした。
いつも、朝、昼、夕方、夜。4回くらいしていたはず…それなのに。
トイレに連れて行って、「ワンツーワンツー」とコマンドを出しても、困った顔をして…
ぷぅ〜…

ごはんを食べなくなり、嘔吐
ぽぽちは元気がなくなって寝てばかりでも、ごはんのときだけはてこてこと歩いてきて、いつも残さず食べていました。
ごはんの準備を始めても、ぽぽちがやってきませんでした。ベッドでぐったりと目を細めて、ご飯を近づけても食べようとしません。
ふんふん匂いを嗅ぐだけで、口をつけないんです。
飼い主こんなこと初めて…
ふやかして、なんとか少しだけ食べてもらったものの——その日の夜に、吐いてしまいました。
今思えば、体の中ではもう、大変なことが始まっていたんです。
オレンジ色のおしっこ——これが、命を救うサインでした
次の日の朝。やっとおしっこをした、と思って見てみたら——
オレンジ色でした。
飼い主え、なにこの色…?
(あとで知ったのですが、これは「ビリルビン尿」といって、肝臓や胆のうの異常で出ることがある色だそうです)
これはただごとじゃない。あわてて病院に駆け込みました。
検査でわかったのは「胆泥症」、そして胆のうが危険な状態だということ。そのまま、即日手術になりました。
そしてお腹を開けてみると——胆のうは、すでに破裂していたそうです。
あの日、病院に行っていなかったら……想像すると、今でもぞっとします。
はじめて「ぽぽちが死ぬかもしれない」と思った
病院で先生の顔を見た瞬間に、「ただごとじゃない」と察しました。胸がざわざわして、不安でいっぱいに。
ぽぽちはすぐに入院になり、点滴治療が始まりました。私は手術の書類を受け取って、いったん家に帰り、午後にもう一度病院へ。
すると——点滴のおかげか、朝のぐったりした様子がうそみたいに消えていて。私の顔を見つけたぽぽちは、いつものように、うれしそうにクルクル回っていました。
ママきた!うれしい!
ほっとしたのも、束の間でした。
飼い主元気そうに見えるけど…これ、お薬で保ってるだけなんですよね?
病院の先生…そうですね。
手術をするしか、助かる道はない。頭では分かっていました。それでも、怖かった。
初めて「ぽぽちが死ぬかもしれない」と思ったとき、足元が、ガラガラと崩れていくようでした。
そして、手術の当日。
ぽぽちを病院に預けて、あとは家で結果を待つだけ。……この「待つ」という時間が、いちばんこたえました。
どうか、手術がうまくいきますように。ただそれだけを祈りながら、意味もなく家の中をうろうろして、何度もスマホの画面を確認して。時計の針が、いつもの何倍もゆっくり進んでいるみたいでした。
ぱぴちも、いつもと違う家の空気を察していたのかもしれません。めずらしく、ずっと私のそばにくっついていました。
——そして、電話が鳴りました。
手術は無事成功。今は“ダブル療養食”で元気です
結果から言うと——手術は、無事に成功しました。
本当に、本当によかった。
1週間ほどの入院を経て、ぽぽちは無事にお家に帰ってきました。
おなかには、おおきな手術の傷。点滴の管がついた細い腕、少し痛々しくて、最初はおそるおそる、そーっと過ごしていました。抱っこするのも、こわごわ。
それでも、日が経つにつれて——少しずつ、少しずつ、いつものぽぽちが戻ってきました。ごはんを喜んで食べてくれたり、にんじんのおもちゃを咥えて荒ぶったり。その一つひとつが、涙が出るほどうれしかったです。
今のぽぽちは、「ウルソ」というお薬を飲みながら、低脂肪の療養食を食べる生活をしています。
実はぽぽち、もともと尿石持ちでもあるので、そちらの療養食も必要で……ダブル療養食という、ちょっと豪華な(?)ごはん事情になりました。
ぜいたく
それでも、元気にごはんを食べて、散歩に行けている。それだけで、じゅうぶんです。
原因はわからない…けど、正直に書いておきたいこと
ここからは、はっきりした因果関係が分かっていない話です。でも、同じ思いをする子が増えてほしくないので、正直に書き残しておきます。
実はぽぽちは、胆のうが破裂する少し前まで、ポメハゲ(アロペシアX)の治療を受けていました。
でも、その治療薬がぽぽちには合わなかったようで。薬を嫌がる、ごはんを食べない、遊ばなくなって元気がなくなる……そんな様子が出たので、途中で治療を中断していました。
胆のう破裂と、この治療との直接的な因果関係は、正直わかりません。「関係ないとは言い切れない」——そう感じています。
ただ——私が運営しているポメハゲの飼い主さんのコミュニティ「ポメハゲの集い」でも、ポメハゲの治療中に胆のうが破裂したり、肝臓の数値が悪くなって治療を中断した、というケースが、少なからずありました。この“事実”だけは、お伝えしておきたいと思いました。
当時お世話になっていた病院の先生にも、この件はご連絡しました。先生も、これまで定期的な血液検査をしながら慎重に治療にあたってこられた方で、「同じような子が出ないよう、さらに気をつけていきたい」と、とても真摯なお返事をくださいました。
病院が悪い、という話ではありません。ポメハゲの治療そのものにも、体質に合う・合わないがあって、リスクもゼロではない——ということ。だからこそ、信頼できる獣医さんと相談しながら、こまめに血液検査をして、その子の様子をよく見ながら、慎重に進めてほしい。それが、私からのいちばんのお願いです。
おハゲのケアや、サプリや治療の情報交換をしています
もし同じサインに気づいたら(まとめ)
最後に、あのとき私が見た“サイン”をまとめておきます。愛犬にこんな様子が見られたら、早めに病院へ。
- なんとなく元気がなくて、寝ていることが多い
- おしっこの回数が急に減った(1日1回など)
- ごはんを食べない/食べても吐いてしまう
- おしっこの色がオレンジ〜濃い黄色(ビリルビン尿)
特に、おしっこの色の変化は、はっきり分かるサインでした。「たかがお腹の不調」と思わず、いつもと違うなと感じたら、迷わず受診してください。半日の差が、命を分けることがあります。
ぽぽちが元気を取り戻して、またクルクル回ってくれる。その“当たり前”が、どれだけありがたいか。
健康が、なによりの宝物だと、心から思った出来事でした。
ぽぽちが、生きていてくれるだけでいい。
飼い主これからも、よろしくね。ぽぽち。
おまけ
飼い主今回の出来事をマンガにしました。
今思い返せば、今回の出来事がマンガを再開するきっかけになった出来事でした。よかったら読んでみてね。






