【セカンドオピニオン】甲状腺機能低下症かと思っていたら全く違う病名を言われた

甲状腺機能低下症のお薬を4ヶ月飲み続けましたが、あまり効果が得られなかったので、セカンドオピニオンを決意しました。

お薬を飲んだ4ヶ月間の経過観察記録はこちら

あわせて読みたい

脱毛症状で「甲状腺機能低下症」が疑われ、ホルモン療法を続けた4ヶ月間の記録 血液検査の結果、甲状腺機能低下症が疑われ、ホルモン剤での治療を始めました。果たして毛は生えるのか？治療４ヶ月間の記録です。

「日本獣医皮膚科学会認定医のいる病院を探して」

私の毛を分けてあげたい
くよくよするのは良くない
セカンドオピニオンを受けるぞ。 pic.twitter.com/suHUqZK4iz

— 飼い主 ぽこ🐾 (@poko_ill) October 29, 2020

私がセカンドオピニオンを決意した旨をツイッターに投稿すると、ありがたいことに複数のフォロワーさんからDM等でアドバイスをいただき、皮膚疾患に強い「日本獣医皮膚科学会認定医」がいる病院を探すようにと勧められました。

セカンドオピニオンを検討されている方は、病院のホームページなどでそこの獣医師がどんな資格を持っているのか、どの分野が得意なのかをみて選ぶといいかもしれません。

残念ながら飼い主の住む県内には該当する獣医師がおられなかったのですが、同 日本獣医皮膚科学会に所属しており、「皮膚科が得意」と謳っている獣医師のいる動物病院を見つけました。なんと、すぐ近所で、過去に一度受診したことのある病院でした！

病院を受診する前に準備したこと

聞きたいことや伝えておきたいことをど忘れしてしまうので、箇条書きでかんたんにまとめたメモを用意するようにしています。（たくさんありすぎて一度に全部聞けないチキンハートです）

甲状腺機能低下症ではなく、アロペシアXと診断

先生が甲状腺機能低下症の可能性が低いとした訳

・年齢が若い（3歳9ヶ月）
・甲状腺機能低下症の場合は主に背中や尾（体幹）から脱毛するがそうではない
・他の甲状腺機能低下症の症状が見受けられず元気である
・一応正常値内なので（正常値内低値）
・お尻（腿裏）が脱毛するのはアロペシアXの典型

私が当初疑ったアロペシアXとの診断でした。

アロペシアXとは、ポメラニアンやトイプードルなど数種類の犬種に起こる原因不明の脱毛症のことです。Alopeciaとは、直訳すると「脱毛症」で、原因不明であるということから「Ｘ」が付き、アロペシアＸという言葉になりました。

【獣医師監修】原因不明の犬の皮膚病「アロペシアＸ」ってどんな病気？症状、治療法、予防法は？

先生に提案された新たな治療方針

• メラトニンというホルモン剤
• 海藻由来のサプリメント「アルギチャンプ」
• 保湿性の高いシャンプー「アデルミル」ペプチドシャンプー

脱毛症の治療は、医療というよりも、美容の分野に近いのでサプリの使用は有効である場合も多いとのことです

メラトニンとは

メラトニンはホルモン剤ですが、睡眠リズムを適正化させるとして、時差ぼけや睡眠障害用のサプリメントとして米国等で販売されています。国内での発売は無く、獣医師が個人輸入で手に入れています。動物への効果としては、被毛の成長や生え変わりに関与しているのではないかと考えられています。

ブライトペットクリニック

あわせて読みたい

メラトニンは自分で輸入できる？アロペシアXの治療費が月5000円以上安くなった！個人輸入ECサイト「iHer... ぽぽちのアロペシアXの治療費をお安く抑えるために、メラトニンを自力で輸入する方法を探した結果…「iHerb」というECサイトを発見しました！

市販サプリ「アルギチャンプ」とは

• 海藻に含まれる多糖類のフコダインが抗腫傷作用を持っているため、免疫力が高まり様々な疾患への予防効果が期待されます。
• いつものご飯にふりかけるだけ。海藻に含まれている豊富なヨードが甲状腺機能を回復させ、去勢、避妊、高齢で活力の減った愛犬を元気します。
• 海藻に含まれるヌルヌル成分である水溶性食物繊維アルギン酸は食べ物に含まれる重金属や添加物と結びついて体外に排出します。
• 愛犬のパラメータである毛艶。アルギチャンプに含まれる多種多様のビタミン、ミネラル、アミノ酸が毛に艶を生みます。
  （公式ホームページアルギショップより引用）

＼公式サイトなら送料無料で購入できます！／

アデルミル ペプチドシャンプーとは

ぽぽちがフケだらけになった時に、フォロワーさんからもオススメされていたシャンプーです。パッケージに見覚えがあったので、その場で購入を決めました。動物病院では3000円（税別）で購入…ネットだとまとめ買いでお安く購入できそうですね。

アトピー素因のコ向け。皮膚バリア機能を健康を保ち、セラミドやコレステロール、必須脂肪酸などの皮膚に必要な栄養成分が皮膚バリアの健康維持に。

https://jp.virbac.com/products/dermalcare/adermyl-peptide

甲状腺機能低下症の治療について

もしかしてしんどいのかな？…ずっと不安だった飼い主、安堵して涙…

甲状腺機能低下症は生きる力が弱くなってしまう病気です。
ただ寝ているだけのぽぽちを見ても、もしかして、言葉にできないだけで、しんどくて寝てるのかな…と心のどこかでずっと不安を感じていました。

アロペシアX…原因不明で探りながらの治療を再スタート

甲状腺機能低下症は、足りないホルモンを補えばばいいですが、アロペシアXは原因不明…どんなお薬やサプリが効くか分かりません。

まだ霧の中ですが、メラトニンやアルギチャンプという、いままでとは違ったアプローチを試すことができるので、もう一度頑張ってみようと思います。

次回は2週間後、甲状腺のお薬（チロタブ）を飲みきったあとに、血液検査をして、今後も甲状腺機能低下症のホルモン治療が必要かどうかを調べてもらいます。

【おまけ動画】　初めての錠剤、どうやって飲む？