今回は、ぽぽちのおハゲにやっと気づいた飼い主が病院に行く話です。
本当に遅くなって申し訳ありません。
飼い主として不甲斐ない限りです…
- 脱毛で病院に行くべきか悩んでいる飼い主
- 甲状腺機能低下症についての予備知識をつけたい方
- 可愛いぽぽちの写真をたくさん見たい方
飼い主がぽぽちのおハゲに気づくまでの記事はコチラ
飼い主はアロペシアXと予想…しかし血液検査で「甲状腺機能低下症」が疑われる。
色々調べまわった結果、脱毛以外の症状が見受けられなかったので、飼い主は、「アロペシアX」(原因不明の脱毛症、いわゆるポメハゲ)かもしれないと見当をつけて、病院を受診しました。
でも、アロペシアXは原因不明なので、まずは原因を探るために、何かしらの検査をするだろう。と予想していました。
甲状腺の数値を調べてみましょう。
予想通りの展開だ…
うちは検査の機械入れてるから甲状腺の数値も自分のところで出せるんですよ。外注しなきゃいけないところは、日数がかかったり、費用がかさむところも多いんです。
なるほど…
脱毛以外の症状はなかったので、甲状腺機能低下症ではないだろうと予想していましたが…
ちょっと値が低いね
がーん
※基準値の中央値「2.1」を100%としてグラフにしています
ぽぽちのT4の値の「1.4」は正常値内低値(せいじょうちないていち)でした。
正常の範囲内ではあるけど、ちょっと低いですよ。ってことだそうです。
つまり、「疑い」であって「断定」はされませんでした。
甲状腺機能低下症とは
- 元気が無くなり、動きが鈍くなる
- 嗜眠(しみん:睡眠を続け、強い刺激を与えなければ目覚めて反応しない状態)
- 顔つきがぼんやりしている
- 暖かい季節でも寒がる、低体温
- 肥満(基礎代謝が低下するるので、食べる量が少ないのに太る)
- 脱毛(体幹部や尾の脱毛が多い)
- 皮膚の色素沈着(皮膚の色素が黒く変化する)
- 徐脈
- 神経症状(発作や運動失調など)
甲状腺は、甲状軟骨(ヒトでは、のどぼとけといわれます。)のすぐ下にある、甲状腺ホルモンを分泌する内分泌器官で、甲状腺ホルモンは体の代謝を活発にするホルモンです。甲状腺機能低下症では、甲状腺ホルモンの分泌が減少することによって、元気がなくなり、顔つきもぼんやりとし、脱毛、肥満、暖かい季節でも寒がるなどのさまざまな症状がみられる病気です。高齢のワンちゃんでしばしば見られます。
甲状腺機能低下症<犬>|みんなのどうぶつ病気大百科
予想外の結果に目の前が真っ暗に
全く予想しない展開でした。年齢的にもまだ3歳と若く、脱毛やフケ以外の症状は全くなかったからです。
でも数値が示している……
先生曰く、症状の出方も個体差が大きいので、とりあえず甲状腺の治療をしてよくなるかどうか試してみましょうとのことでした。
不足している甲状腺ホルモンを補うためのホルモン剤治療が始まりました。
ぽぽちはかなり小さいので、整腸剤と「チロタブ」という薬を混ぜ合わせて粉状にしたものを、ご飯にふりかけて毎日摂取しました。
粉薬なので2週間に1回薬を取りに行かないといけないらしい…病院が地味に遠いので大変だなぁ
甲状腺の機能は一度低下すると基本的にもとには戻らないそうで、一生、薬を飲まないといけない。
とTwitterのフォロワーさんから教えていただきました。
ずっと死ぬまで治療が続くのだと考えるとしんどかったですが、ただ、薬を飲み続けて機能維持さえ出来ていれば、健康に生涯を終えられるとの事でした。
私自身も、種類は違いますがホルモン剤を飲んでいたので、一緒だね。という気持ちでした。
とにかく、前を向いて、やれることをやるしかない。
毛が生えることを信じて、ぽぽちの発毛治療がはじまりました。
つづく!
【おまけ動画】 ぽぽちの過去のもふもふをご紹介した動画です
続きはこちら お薬を飲み始めてよくなったのか?
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