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【社会化期】ワクチン前の子犬をお外抱っこでトレーニング!ぽぽちの幼少期の過ごし方と、失敗した実家のケース。

ぽぽちをお迎えしたのは生後2ヶ月半くらいの頃でした。
この頃は、まだ小さくワクチンも接種していないので、お散歩はNGだと言われています。しかし、「お散歩NG」=「外に出たらダメ」ということではありません。
むしろわんちゃんの成長のために、お外に連れ出すべきである、ということをご存知でしょうか。

ワクチン前にお外にでちゃだめなのでは??
ワクチン前にお外にでちゃだめなのでは??

この記事では、

  1. 犬の「社会化期」について
  2. 社会化期にぽぽちがどう過ごし、どのように成長したのかの記録
  3. 社会化期を逃してしまった実家のポメラニアンの話

をまとめています。

この記事がおすすめな人
  • これから犬を飼う予定の人
  • 犬の社会化期の過ごし方を知りたい人
  • ぽぽちの幼少期を知りたい人
  • 自身の犬が社会化期を逃してしまった人
CONTENTS

犬の社会化期とは「自分以外の世界を知る(インプットする)時期」

ほほう、これがお外ですか

一般的に、犬はワクチン接種が終わるまでお散歩はNGだと言われています。狂犬病や混合ワクチンなどが未接種で外の世界に出ると、病気になってしまう恐れがあるためです。

一方で、人間の赤ちゃんも犬と同じようにたくさんの予防接種を打ちます。
しかし、人間の赤ちゃんが外出を控えるように言われるのは生後1ヶ月くらいまでで、それ以降は外の世界に触れさせるために、外気浴やお散歩などに出かけることが推奨されています。

飼い主

私も息子を抱っこしてあちこちお散歩したものです。

子犬も人間の赤ちゃんと同じように、外の刺激に徐々に慣らしていかなければなりません。自分や飼い主以外の外の世界を知る(インプットする)ことを「社会化」といい、それに適した時期を「社会化期」と言います。

「社会化期」っていつ?

犬の社会化期は、おおよそ生後3週頃~16週くらいの時期。この時期は、他の人や犬とのかかわり方といった、いわゆる「社会性」を身につけたり、暮らしの中で出会う刺激に慣れたりしやすい時期です。

人との暮らしの中では、車やバイクが通り過ぎる音や遠くで聞こえるサイレンの音、飼い主以外の人、自分より大きな体の犬といった、犬が警戒心を持ちやすいものがたくさんあります。こういった、時として犬にとって「ストレス」となりうることに少しずつ慣れさせておくことが、成長してから出会う様々なストレスへの耐性をつけることにつながります。

つまり、社会化期は、子犬が柔軟に色々なことを吸収して、人との暮らしになじみ、穏やかな日々を送るのにとても大事な時期といえるのです。

犬の社会化期はいつまで?絶対しておくべきことは?【獣医師監修】
飼い主

生後3週頃~16週というと…
生後3~4ヶ月くらいまで、ということになりますね!

ぱぴ!

ぽぽちをお迎えしたのは2ヶ月半(生後10週)社会化期真っ只中!

パパに抱っこしてもらってお散歩♪

抱っこやペットカートでお外デビュー

ぽぽちは家に来て2週間目くらい(お家に慣れて来た&ワクチン接種の前)から、積極的に抱っこで散歩し、外の匂いや音に慣れさせていきました。

ワクチン未接種でのお外デビューで気をつけることは以下の二つです。

  • 地面に触れないようにすること。
  • 他の犬との接触を避けること。

なので、ワクチン前の社会化トレーニング方法は、だっこでお散歩、あるいは、ペットカート、犬用のスリング(抱っこ紐)でのお散歩が適している思います。

ペットカートに乗せる時はハーネス安全ベルトなどをつけると思いますが、いきなり動きが制限されるよく分からんものを付けられてしまうと、怖がってしまう子も多いと思います。

飼い主

お出かけグッズを使用したお外デビューは急にスタートさせるのではなく、徐々にステップアップし、その都度ご褒美と結びつけながら慣れさせていくのがおすすめです。

ハーネスをつけたらごはん♪お外にでたらおやつ♪

あったらいいな、お出かけグッズ

耐荷重30kgのペットカートならうちの子どもも乗れそうだな…(だめだろ)

ペットパラダイスのスリングがおしゃれで使いやすそうだった。欲しい…

うちは子どものベビーカーやバギーを押さねばならなかったので、ぽぽち用のペットカートは持っていませんが、家族でお出かけする時に、スリングや抱っこ紐があったらいいなと思うシーンが多々ありました。
リードだけでは行けない場所(抱っこのみOKの施設など)や、電車でのお出かけにも、こういったお出かけグッズがあればいいかもしれませんね。

犬用のお出かけグッズは、各家庭のお出かけスタイルによって向き不向きがあると思います。
我が家のような幼児連れ&車のヘビーユーザーには、ペットカートを使うシーンが今のところ見当たらないのですが、優雅にカートの中で揺られているわんこを見ると、ちょっと欲しくなっちゃいます。笑

車でのお出かけにも慣れさせていきました

車ではずっと寝ています

飼い主の住む地域は、田舎なのでどこに行くのも、車が必須です。また、お互いの実家が遠方なため毎年5~6時間かけて帰省していたので、車に慣れさせることも重要でした。

車に慣れるまで紆余曲折ありましたが、いまでは車でのお出かけ大好きなわんこになってくれました!

社会化成功?人懐こく穏やかな性格のぽぽち。誰とでもすぐに仲良くなれるように!(※人限定)

隙あらばお膝の上へ!!

社会化を意識して、お外に連れ出す機会を多くしていたからなのか、はたまたぽぽちの生まれ持った性質なのかは分かりませんが、誰にでもすぐ懐くけしからんポメラニアンに成長しました。

特に家の中に入ってきた人には、初対面だろうと、業者の人だろうと、、お膝の上にダイブ!!

ぽぽち

ねえ!ねえ!ぽぽちだよ!
可愛いっしょ?!撫でで!

さすがに業者さんが来るときは飛びつかないように工夫しています

リードに繋がれてしかたなくお外をながめている

さすがに業者さんに作業して頂くときはお邪魔なので、部屋の中でリードに繋いでいます。クレートで待たせるときもあります。

来客があると興奮してわんわん吠えてしまいがちですが、我が家の場合、行動範囲を制限することで、落ち着いて待ってくれるようになりました。

ぽぽち

ちぇ…

犬とはあんまりソリが合わない。自分のことを人間と思っているのかも?

ぽぽちは人間なのよ

社会化トレーニングのためにワクチン接種前から積極的にお外に出ていたとはいえ、田舎のせいか、時間帯のせいか、ほかの犬と遭遇するとこはほとんどありませんでした。
そのため、人間にはすぐになつくのに、ほかのワンちゃんと仲良くなれることがあまりありません。

ぽぽち

ぐいぐい来られると嫌なのよ

過去に一度だけ、馬の合うわんちゃんと出会いました。

あそぼっ!

たま~に、というか、過去に一度だけ相性ピッタリの子に出会いました。
ぽぽちと同じくらいの月齢の女の子のダックスフンドでした。
遊ぼうっ!ってぽぽちから誘いかけていました。ぽぽちも犬らしいところがあるんだな…と飼い主も衝撃の出来事でした。
ぽぽちに選ばれるのはほんの一握りのワンちゃんだけみたいです。笑
今後もそんな相手が現れるといいのですが……

今の所追いかけられると逃げますし、自分から積極的によっていくこともあんまりないです。

ぽぽち

ぽぽちは人間だもの。

とは言いつつも、最近は散歩中に他の犬を見かけると立ち止まり、相手の方をじっとみています。どんなコなのかな?と興味はあるみたいです。徐々に他の犬に慣れてきたということかもしれません。

犬の社会化期に、刺激を受けずに家の中で過ごすとどうなるのか

みんな幸せになってほしい

犬の社会化期は3週目~16週と言われています。ですが、先に述べたように犬の社会化期とワクチン接種時期が重なっていることや、今の日本のペット産業の現状(母親や兄弟から学ぶ機会を奪われペットショップへ流通する、ペットショップに売れ残る、多頭飼育崩壊による飼育放棄など……)を鑑みると、社会化期にそれができなかった子もたくさんいるだろうと容易に想像できます。

社会化ができないと色々な問題がでてきます

  • 犬同士のコミュニケーションの取り方が分からない
  • 知らないものを必要以上に怖がってしまう
  • 臆病ゆえに攻撃的になってしまう

社会化するかしないかは、二次的な性格の構成に直結すると言ってもいいかもしれません。

【社会化失敗?】実家で初めて飼ったポメラニアンのケース

らんちゃんです

ぽぽちは社会化期に社会化することが出来たと思います。

しかし、私が実家で初めて飼い始めたポメラニアンは、残念ながら社会化期に社会化することに失敗しました。
「ワクチンがまだだからお外には出たらダメだ」と勘違いし家の中で大事に大事に育ててしまったのです。

しかし、ワクチンがすべて終了し、いざ散歩へ!と外の世界に触れた時に、ハーネスが怖いリードが怖いお外が怖い車が怖い他の犬が怖い他の人が怖い…とにかくひどく怖がってしまい、はじめは散歩がうまくできずに苦労しました。

「社会化期」に外に出さなかったことが原因の一つだった

お家の中だけが安全なの

持って生まれた性格もあると思いますが、外で出会った犬とコミュニケーションが取れなかったり、非常に臆病なのは、社会化がきちんとできていなかったからだと思います。

犬の社会化期は一度きりです。その時期を過ぎると、警戒心が芽生えてしまうので、未知の刺激に対して臆病になったり、攻撃的になったりしてしまいます。

社会化期に少しでも外の刺激に慣れさせておけばよかった…飼い主としての勉強が足りなかったと反省しています……

社会化期を逃しても、社会化はできる

社会化期を逃してしまった愛犬の社会化でとにかく大事なことは、ひとつひとつゆっくりとすすめてあげること。

すでに警戒心が生まれ、社会化期ほどの柔軟性はなくなっていますので、焦らずゆっくり、時間をかけながらひとつずつ苦手を克服していきましょう。今日明日で結果を出なくても当然です。まだまだこれから長い愛犬の生涯を穏やかに過ごすためには、焦らず根気よく続けることが大切ですよ。

社会化期を逃した犬の社会化はできないの?【獣医師監修】

実家のポメラニアンは、社会化期を家の中で過ごしましたが、その後はゆっくりといろいろなことに慣れていき、今では散歩が大好きです。

私が里帰り出産をするために長期間帰省していたときも、初めて見る赤ん坊に目を白黒させつつも(笑)無事に共存することができました。飼い始めて1年ほどで私が結婚して家を出てしまったので、彼女には寂しい思いをさせてしまったとおもいます。今は、大好きな母の元で元気いっぱい健康でいてくれているのが何よりの救いです。

飼い主

私に甘えて赤ちゃん返りをいっぱいしていました

一方その頃ぽぽちは…

飼い主

まだ生まれていない

社会化によって豊かな犬生を与えてあげられるのは飼い主だけ

飼い主と一緒ならどこにいてもしあわせ

いかがでしたでしょうか。
最近、動物バラエティ番組などで保護犬の特集などを目にする機会も増えてきました。過去に辛い目に合って、社会化ができずに、常に何かに怯えてストレスにさらされているわんこはなんとも可哀想です。
たとえ、社会化期を過ぎてしまっていても、ゆっくりと愛情をかけ、慣れさせていくことで、だんだん「怖くない」と分かってきます。

社会化期は大事ですが、逃しても遅くはありません。社会化期を逃したからと諦めてしまうのは、もっと可哀想です。
社会化をすることで、もっと幸せで穏やかな犬生を過ごすことができるはずです。

ぽぽちも、今はごく限られた犬としか仲良くできませんが、少しずつ他の犬との交流を重ねていくことで、もっと上手にお犬同士の挨拶などができるようになるかもしれません。
社会化の機会を与え、ともに歩んでいけるのは飼い主だけです。

飼い主

よき飼い主でありたいものです。

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