こちらの記事は飼い主一家がぽぽちに初めて出会ってお迎えするまでのお話です。
ぱぴ〜
この記事はあくまで、私たちの体験記です。「ぽぽちが大丈夫だったのなら私も犬飼える」と思わず、あくまで判断材料の一つに留めてくださいますよう、よろしくお願いします。
ぽぽちが我が家にやってきた時、息子はまだ1歳でした。
「1歳の子どもがいる状況で子犬をお迎えする」と聞くと、子育てをしている人、子犬をお迎えしたことがある人は驚くかもしれません。
1歳の子育ても、子犬のお世話も、とても大変だからです。
でもお迎えしちゃった
お迎えしちゃった
絶賛育児中、なぜぽぽちをお迎えしたのか?
理由は簡単です。ぽぽちに出会ったから!
まず前提として、私も夫も、動物大好き。
お互いの実家で犬を飼っていたので、自分たちもいずれは犬を飼うんだろうと当たり前に思っていました。
しかし、息子はまだ1歳。しかも、どちらかというと繊細で、夜寝ない子でした。
お互いの実家とも遠方で気軽に頼れる人が近くにおらず、私は慣れない土地、慣れない子育てに奮闘し、また、夫も家事子育てにかなり協力的ではあったものの激務で朝早く夜遅い生活…
今思えば、お互いに、常に寝不足でかなり疲弊していたと思います。
週末のペットショップ行脚が日々の癒やしに
日々のストレスを癒やすために、週末にペットショップに通うのが定番になっていました…
犬飼いたいけど、育児で手一杯の今この時期ではないよね…
まぁ見るだけなら…
そんな気持ちで訪ねた、個人経営のこじんまりとしたペットショップ…
ついに出会ってしまったのです。
パピキューン
いやぬいぐるみかて。
初対面ぱぴぱぴぽぽちの衝撃的可愛さ。
連れて帰ろう。いますぐに。
そうだな。連れて帰ろう。
いや待って、来週大阪(飼い主の実家)行かなあかんわ。むりやわ。
こんなちっこいのん連れて行かれへんわ。
ほんでそもそも、息子くんおるしむりやわ。あかんわ。
パピキュンキュン!
アカーーン!!
育児でずっと家にいるからこそ、子犬のそばにずっといることができる…
一連のやり取りを眺めていた店員さんが声をかけてくださいました。
奥様は育休中ですか?
あ、はい(育休手当だけもらって辞めたけど)
…てことは、日中はずっとご自宅におられますよね?
あ、、、(なるほど何が言いたいか分かりましたよ)しつけしやすいですね…
そうなんです。小さいお子さんもいるから大変ですが…
奥様が子育て落ち着く頃って、いつですか?
そのときって…働いてません?
息子が、小学校行く頃かな…?
はっ!!!
働いてるぅ!!!
(※当時のビジョンでは)
育休中のいま飼うのって、私の場合はタイミング的に悪くないのかもしれない。
もちろん、ワンオペで育児をしながら子犬のお世話やしつけもするのは、ものすごく大変でしょう…
子どものいたずら、子犬のいたずらのダブルパンチ。きっと目が回る忙しさになるでしょう。
でも、見てください。
連れて帰りたい………
柴犬を飼いたいぱぱち VS ポメを飼いたいママ…ファイッ!
でもおれ、柴犬も捨てがたいなあ←柴犬派
いやぁ、柴ちゃんも可愛いけど、絶対毎日お散歩いるっしょ?むりやわ。息子連れて散歩…しかも冬は雪があるし、むりやわ。←ポメ派
おれが散歩する…(社畜にそんな時間はない)
柴ちゃん、力強いから息子くん引きずられちゃいそう。
ポメちゃんなら力も対等くらいだしちょうどいいと思う!
まぁ…ぽこさんがメインになるもんなぁ。ポメだなぁ…
POKO WIN!!
「いつか飼えたらいいな」が「今だ!」に変わった、店員さんとの話
本当にいいの?
気持ち的にかなり飼う方向に傾いて来ました。
でも、こんな衝動的に、飼ってしまってもいいんだろうか?
こんな自分の行動は、軽率ではないだろうか。
目の前のぽめちゃんはめちゃくちゃかわいい。連れて帰りたい。
だけど本当に、なんの覚悟もしないでやってきて、ポンと決めていいものだろうか。
生き物を飼うことってすごく、責任の重いことなのに。
そんな想いを取り留めもなく話していた時、店員さんの発した一言が私の胸に刺さりました。
「このコが死ぬ時、息子さんはたぶん、一番多感な時期ですよね…」
物心つかないときからずっと一緒にいたワンちゃんが亡くなる。
想像するだけで、胸が張り裂けそうです。
そして、その経験って…ものすごく、息子の心をえぐるだろうなと想像できました。
そして精神的に大きく成長できるだろうと思いました。
私自身も、自分が22の時に父親を亡くしました。
病室で、私の誕生祝いをした、1週間後の事でした。
私の人生において、それはそれは衝撃的な出来事でした。自分の一部が失われてしまったような、心に大穴が空いたような気持ちで、しばらくは心を殺しながら、暗闇の中で苦しんでいました。
そのショックから立ち直れたと感じたときには、私は以前の私とは全く違う人間になっていました。
生き物の死は、とても悲しいけれど、避けられないものです。
そしてそれは、周りの人間に多大な影響を与えることを私は知っていました。
このコが、いつか死ぬことを考えて、息子が、いつか傷つくことを考えて、
飼うことを決めるなんて、なんか変な気もします。
だけど終わりを見据えた瞬間に、この子の犬生とずっと寄り添い、生きていくんだという決意ができました。
よし、連れて帰る。
なんせぽぽちが可愛い。連れて帰りたいもの。
今を逃したら他の人に連れて行かれちゃう!って気持ちももちろんありました。笑
だからお店の中でうだうだと悩んでいたわけですね。みんな、悩みますよね。人生を分かつ一大決心ですものね。
そんなこんなで、ぽぽちをお迎えする決心をしました。
そのときはまだぽぽち自身が小さすぎるのもあり、私たちが来週大阪に行かなければならないこともあり、
一週間後(実家から帰ってきたその日)にお迎えすることになりました。
今までの人生で一番長い1週間でした。
1週間後、ぽぽちが我が家にやってきた時のお話はこちら
いぬのきもちWEB MAGAZINEさまにて、ぽぽちをお迎えした時のことを記事にしていただきました。
ぽぽちをお迎えした時のエピソード、コロナが流行して起こった変化など、インタビューしていただき、記事にまとめていただきました。
この記事と一部内容が重複しているところもありますが、本記事には載っていない写真やエピソードも収録されていますので、よろしければご覧ください。
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